制作概要
今回は1/100スケールのキマリスにブースター装備を加え、全塗装と改修を施しました。強化されたキマリスは、戦場でその圧倒的な力を誇示するに違いありません。改修のポイントとして、特に目立つ箇所を徹底的に手を加え、オリジナルのデザインに新たな息吹を吹き込みました。
主な改造箇所
最も目を引くのは、胴体の6ミリ延長です。これにより、キマリスの姿勢がより迫力を増し、戦闘時の安定感が向上しました。延長したことで、バランスの取れた見た目が実現できました。また、胴体シリンダーの2基増設により、機体の動力系統が強化され、メカ的なリアリティを追求しています。
両肩に取り付けられた燃料タンクは、キマリスの戦闘持久力を高めるために追加した重要な改造点です。これにより、長時間の戦闘でも安定した動作が可能となり、視覚的にも印象的なディテールとなりました。
また、バックパックにF91の排気口をミキシングしたことで、機体の背部にリアルな空気流動感が加わり、エンジン性能が向上していることを示唆しています。このミキシングによって、より一層戦闘機としての要素が強調されました。
さらに、ブースターやランスの合わせ目消しも丁寧に行い、全体の仕上がりが洗練された印象を与えます。こうした細かい仕上げが、全体のクオリティをさらに引き上げています。
塗装と仕上げ
全塗装においては、サフを下地に使用し、その後各色を塗り分けました。特に細かい部分はシタデルカラーで筆塗りを行い、各部位のディテールを引き立てる工夫をしました。塗装はもちろん、水転写デカールを使ってメカのリアルさを加え、つや消しクリアーで仕上げています。
また、グレーやブラックでモールドに墨入れを施すことで、細部に立体感を持たせました。この作業は、全体的なシャープさと重厚感を引き立てるために欠かせない工程です。
基本工作
- ゲート処理
- 表面処理(ヤスリ600~1500まで適宜)
- スジボリ既存モールを彫り直し
- 超音波洗浄後、全塗装
- 各箇所塗り分け
- サフ下地 → 各色塗装 → 各部塗り分け → シタデルで筆塗り
- 水転写デカール貼り付け
- つや消しクリアー
- グレーまたはブラックでモールドに墨入れ
この改修キマリスは、視覚的なインパクトだけでなく、戦闘能力を高めるための改造も施されています。細部にわたる改修が施されたこのキマリスは、どんな戦場でも力強く立ち向かう姿が想像できる、迫力満点の仕上がりとなっています。