津軽びいどろはなぜ人気?その魅力をレビュー付きで解説
贈り物って、悩みますよね。
せっかくなら、ありきたりじゃなくて、「センスいい!」って思ってもらえるものを選びたい。
でも奇抜すぎるのも違うし、実用性も大事にしたいし……。
そんなときにぴったりなのが、
青森県の伝統工芸品「津軽びいどろ」です。
ガラスの透明感と、日本の四季を感じる繊細な色づかい。見た目がきれいなだけでなく、グラスや一輪挿しなど、普段使いできるのも魅力なんです。
光の当たり方で雰囲気が変わったりして、なんだか気分まで上がります
私自身、コーヒータイムのお供に使っているんですが、
特に“おもてなし用”としては絶対のスタメン。
というのも、来客時にこのグラスで飲み物を出すと
――ほぼ100%、初めて見る方が「これどこのグラス?」と食いついてくれるんです。
ちょっとした雑談のきっかけにもなるし、なんだか嬉しくなっちゃって、ついつい津軽びいどろの話をしたくなります。
プレゼントにも選ばれる理由、すごくよくわかります。
この記事では、「津軽びいどろってどんなもの?」「どう選べばいいの?」という疑問に答えつつ、
実際に使ってみてわかった魅力や、シーン別のおすすめアイテムまで紹介していきます。
大切な人への贈り物に、ちょっと特別な「びいどろ時間」を届けてみませんか?
津軽びいどろとは?その魅力を解説
青森のガラス職人が手がける、色あざやかな工芸品
「津軽びいどろ」は、青森県のガラス工房「北洋硝子」で作られている、カラフルであたたかみのあるガラス製品です。
もともと北洋硝子は、1949年から
漁師さんが使う“浮き玉(うきだま)”を作っていた工場。
当時から「ここの浮き玉は丈夫で壊れにくい!」と評判で、国内でもトップクラスの生産量を誇っていました。
その後、浮き玉の素材がプラスチックに変わったことをきっかけに、
職人たちはガラスの技術を活かして、花瓶や食器などの工芸品づくりにチャレンジ。
そして1977年、「津軽びいどろ」というブランドが生まれたんです。
きっかけは偶然。ひと握りの砂から生まれた“色ガラス”
津軽びいどろのいちばんの特徴といえば、やっぱり色の美しさ。

でも、最初からカラフルだったわけじゃないんです。
ある日、職人さんが青森の「七里長浜(しちりながはま)」という美しい浜辺で、
ふと砂をひと握り持ち帰り、ガラスの原料に混ぜてみたところ…
なんと、透明だったガラスが深みのある緑色に!
その偶然の色合いに感動して、「もっといろんな色を作ってみよう」と色づくりが本格的にスタート。
他の工房から「この色を再現して!」とお願いされることも多く、少しずつ職人たちの技術が磨かれていったそうです。
今では春・夏・秋・冬、それぞれの季節を感じられる色ガラスがたくさん。
まるで自然の一部を閉じ込めたみたいな、美しいガラスがそろっています。
機械にはマネできない、職人のぬくもり
津軽びいどろのガラスは、すべてが職人さんの手によって一つひとつ丁寧に作られています。
伝統的な「宙吹き(ちゅうぶき)」のほか、「スピン成形」など多彩な技法が用いられており、
それぞれの技法が生み出す微妙な違いや個性も、津軽びいどろの大きな魅力のひとつです。
そのため、同じシリーズでも色の出方や形がほんの少しずつ異なり、
まさに「世界に一つだけのグラス」として、プレゼントや記念品にもとっても人気なんですよ。
ガラスというと、つい冷たい印象を持ちがちですが、
津軽びいどろはどこかぽってりとした温かみがあって、思わず触れたくなるようなやさしさがあります。
見て楽しい、使って嬉しい。暮らしに寄り添うびいどろ
津軽びいどろは、見て楽しいだけじゃなく、毎日の生活に自然となじむガラスです。
グラスやお皿、花瓶など、普段使いできるものがたくさんそろっていて、どれも四季や自然をモチーフにしたデザイン。
「ただの器」ではなく、「毎日をちょっと素敵にしてくれる存在」なんです。
私もコーヒーを飲むときや、お客さんが来たときにこのグラスを使っていますが、
やっぱり毎回「これ、どこのグラス?」「すごく綺麗!」って言ってもらえます。
使うたびに、なんだか嬉しくなる――そんなガラスです。
実際に使ってみた感想(レビュー体験談)
「津軽びいどろって、実際どうなの?」という方のために、
我が家で実際に使っているアイテムとその感想をリアルにお届けします!
コーヒータイムに彩りをくれる「はなび金彩ロックグラス」
我が家で日常的に使っているのが、「津軽びいどろ HANABI はなび金彩ロックグラス」(満量 330ml)
うすく色づいたベースカラーに、底面から立ち上がるようなカラフルな模様、


さらに上部にあしらわれた金箔のアクセントがとても華やかで、毎朝のコーヒーがちょっと贅沢に感じられます。




なんかこれ、飲むたびに気分あがるんだよね〜。
うっすらピンクの方、私のにしてるからね!
ちびのはー?(コップ持ちたそうにうろうろ)


ちびは百均のアンパンマンのやつあるでしょ(笑)






子どもにはちょっと高級すぎるので、大人だけのコーヒータイム用。
標準的なグラスサイズなので、コーヒーに限らずお茶やハーブウォーター、ジュースにも使えて超万能です。
そして実は…
この万能さのおかげで、グラスパフェにもぴったり!






層を重ねるスイーツは、グラスの模様と相まってめちゃくちゃ映えるんです。
透明なゼリーやカラフルなフルーツが特におすすめ◎
友達呼んでごはん会したとき、これでパフェ出したら“どこで買ったの!?”ってめっちゃ聞かれたよね笑


まさに“津軽びいどろマジック”。器って大事だなって思った
家でのちょっとした食事会やおもてなしにも映えるので、見た目重視派の人にはとくに推したいアイテムです!
食卓が華やぐ「盃」と「大皿」
盃は2つ持ってます。
色味や模様もすべて違うので、料理や季節に合わせてコーディネートできるのが楽しいところ。
たとえば冷ややっこ、もずく酢、フルーツなんかを盛ると、すっごく映えます







我が家の定番ほやの盛り付け

盃にはお酒が似合うね

ピンクベースの大皿は、お刺身や前菜などシンプルな料理がとにかく映えるのでお気に入り。




スッと手に馴染む「ねぶたタンブラー」
こちらはNEBUTA(ねぶた)タンブラー 満量300mlでスリムな縦長タイプ
言わずと知れた青森の夏の風物詩といえば、ねぶた祭り
その華やかさと熱気をそのまま閉じ込めたようなカラー、それがねぶたシリーズです。
ねぶた祭の彩り豊かな色彩、そしてフィナーレを飾る花火の夜に映える色鮮やかさを、8色の色ガラスで表現。
光が差し込むたびに、ガラスの中で色と光が響き合い、まるで小さなねぶたが手の中で踊っているような美しさです。

正直、このカラー……

マジで、きれいすぎやろ!!(語彙力崩壊)
ただひとつ惜しいのは、コーヒーなどの色の濃い飲み物を入れると、せっかくの模様が隠れてしまうところ。


でも、透明な飲み物を入れたときの輝きといったら──

見てよこれ…ため息出るレベル



このタンブラーは持ちやすくてお気に入り

清涼感がハンパない透明感
透明なハーブウォーターや炭酸水を入れると、「これもう撮影用?」ってくらい清涼感が爆上がりします。
これが津軽びいどろの真骨頂だと、私は思ってます。




炭酸水+氷+レモン=最高


飲み口の“厚さ”がクセになる
個人的にめちゃくちゃ好きなポイントがこれ。
縁が厚くて、口当たりがすごく良い!
一般的なグラスって、縁が薄くてどこか味気ない感じがあるんですよね。
でも津軽びいどろは違う。
口をつけたときの「ぽってり感」がやみつきで、これを一度体験すると戻れないです。





ずっしりとした重さ=高級感と安心感
津軽びいどろのグラスは、一般的な量産ガラスに比べて明らかに重め。
ただこの“重さ”がいやな感じではなく、安定感のある高級な手触りなんです。

これ、厚みがあるから見た目にも高級感あるし、落としたときも意外と割れにくいんよね…(何回か落とした経験あり)
え、そんなに落としてるの…?(苦笑)

実際に手に持ってみると、「あ、分厚いけど心地いい…!」と感じる不思議な魅力があります
そしてもうひとつの隠れた魅力が、手づくりならではの“個体差”
量産されたガラス製品って、どれも同じ形・同じ手触りで、表面もつるんと無機質
でも津軽びいどろのグラスは、よーく見ると…
- 表面にほんのり微細な凹凸
- わずかなくびれやゆらぎ
- ひとつひとつ、微妙に異なる手触り
こうした“味”のある仕上がりが、絶妙な重さと相まって、手にすっとなじむ持ちやすさを生んでいるんです。
わたし、この“くびれ”ある感じ、すごく持ちやすくて好き〜


ほんとそれ。なんか持った瞬間手になじむんだよね
大量生産にはない、手づくりグラスならではの“ぬくもり”と“安心感”。
持ちやすさにも、工芸品ならではの理由がちゃんとあるんです。

料理を引き立てつつ、器そのものが風景になる――。
津軽びいどろのガラス器は、日常の中の小さな贅沢です。

デメリットもしっかりお伝えします
完璧なグラス、というわけではありません。ちゃんと弱点もあります。
保温性は期待できない
ガラスなので当然ですが、保温効果はありません。
温かい飲み物や冷たい飲み物は時間が経つと常温になります
ただ、ガラスが厚いおかげで明らかに量産のガラスコップよりは温度変化の時間はゆっくりです
結露します
氷を入れて冷たい飲み物を注ぐと、外側がびっしょりになります。
テーブルに水滴がつくので、コースターがあった方がベター。
熱々ドリンクには不向き
厚いガラスとはいえ、熱々のコーヒーやお茶には向いていません
断熱構造ではないので、熱がダイレクトに手に伝わってきます
熱々の飲み物を注ぐと表面までしっかり熱くなって、持てないレベルの熱さになることも
じゃあ何を入れるといいの?
津軽びいどろは、どちらかというと冷たい or 常温の飲み物と相性バツグン!
私のおすすめは:
- ハーブウォーターやフレーバーウォーター
- アイスコーヒーやアイスティー
- 炭酸水+レモン(めちゃ映える)
- ジュース・サイダー・ビール(見た目も爽やか)
- おしゃれなグラスパフェや冷製スープ
とにかく涼感のあるものを入れると、ガラスの透明感と色彩が最大限に活きる!
見た目で涼しいし、持ってて冷たくて気持ちいい。夏にぴったりよね


しゅわしゅわレモンジュース、これで飲むといつもの3倍おいしー!
熱燗などに使える耐熱ガラス製品もあります!
実は、津軽びいどろの中には耐熱ガラスで作られた商品も存在します。
このシリーズは、電子レンジでの加熱にも対応できる特殊な耐熱ガラスを使用しており、熱燗を直接注いでも問題なし。
見た目の美しさはそのままに、実用性をアップさせたラインですね

え、これなら熱々のお酒も飲めるじゃん

そう、ただし“耐熱”って書いてあるシリーズ限定ね。うちのグラスでやったらアウトだから
どんなシーンに合う?津軽びいどろの使い方と贈り方
津軽びいどろは、見た目の美しさだけじゃなくて、日常のふとした瞬間に“ちょっと特別”を添えてくれる器です。
私はふだんのコーヒータイムに使うのはもちろん
来客があるときには必ずこのグラスを選んでいます。というのも、この津軽びいどろに飲み物を入れて出すと…
「えっ、なにこれ…!?ガラス?すごい綺麗…!」
って、ほぼ毎回喜ばれるんです(笑)
しかも「どこで買ったの?」「これはガラスの色?」と、そこから自然と会話も弾むんです。
なので、来客用にはこれ一択!っていうくらい、わが家では定番になっています。
普段使いでも、気分が上がる
コーヒーやお茶はもちろん、炭酸水やお酒にも合うし、
アイスやちょっとした前菜を入れても素敵。
「今日はちょっと疲れたな…」って日に、
お気に入りのグラスで飲むだけで、ちょっと気分が上向くんですよね。
プレゼントにもぴったりな理由
津軽びいどろは、「使える+飾れる」贈り物としてもすごく優秀。
- 結婚祝いや引っ越し祝いに
- 両親への誕生日プレゼントに
- お世話になった方へのちょっとしたお礼に
と、どんな世代の方にも贈りやすいのがポイントです。
中には、夫婦ペアグラスのセット
桐箱入りの限定シリーズもあって、「ちゃんと感」も出しやすいんですよ。
贈るなら、こんな選び方がおすすめ
相手の好みに合わせて、季節感を取り入れて選ぶと◎。
- 春→桜や淡いピンク・グリーンの色味
- 夏→涼しげなブルー系や、海を感じるデザイン
- 秋→琥珀色や紅葉をイメージした深みのある色合い
- 冬→雪や氷を思わせる透明感のあるカラー
これだけ色のバリエーションがあるガラス食器って、なかなかないんです。
「普段、自分ではなかなか買わないけど、もらったらうれしい」
そんな、“ちょうどいい贈り物感”があるのも津軽びいどろの魅力ですね。
津軽びいどろの選び方とおすすめ商品
津軽びいどろとひとことで言っても、色や形、用途によって種類は本当にたくさん。
「どれを選べばいいのか迷う…」という方のために、ここでは選び方のポイントと、私のおすすめアイテムを紹介します!
選び方のポイント
使うシーンで選ぶ
まずは、自分が「どんなふうに使いたいか」を考えるのが近道です。
グラスとして使いたい → タンブラーやロックグラス
食器として使いたい → 小鉢、皿、デザートカップ
飾って楽しみたい → 花器、一輪挿し、置物
使い道が明確だと、色やサイズも絞りやすくなります◎
色味で季節感を楽しむ
津軽びいどろといえば、やっぱり色の美しさが最大の魅力。
せっかくなら季節に合わせて楽しむのもおすすめです。
春:桜色、淡いグリーン
夏:海のブルー、透明感のあるクリア系
秋:紅葉の赤や琥珀色
冬:雪や氷を思わせる白・グレー
毎シーズンちょっとずつ集めるのも楽しいですよ。
贈り物なら“セット”や“箱入り”を選ぶと◎
プレゼントに選ぶなら、ペアグラスや木箱入りなど、「ちゃんと感」が出る仕様が人気。
相手の年齢や雰囲気に合った色味を選ぶと、さらに喜んでもらえるはずです。
津軽びいどろを購入するなら?おすすめの通販ショップ
津軽びいどろは、全国の百貨店や雑貨店でも見かけることがありますが、
確実に手に入れたいなら公式オンラインショップ
楽天・Amazonなどの通販サイトが便利です。
とくに楽天には、豊富な種類が揃っていて、セット品や限定カラーなんかもあったりします。
レビューもたくさん載っているので、実際に使った人の声が参考になりますよ。
また、青森県の名産品としても有名なので、青森県内の旅館やお土産屋さんでは高確率で取り扱っています。
もし青森旅行をする予定があるなら、実物を手に取って選べるチャンス!
旅の思い出と一緒に持ち帰るのも、また一興ですね。
……ただし、ここだけの話ですが、正直ネットの方が安いことも多いです(笑)
送料を加味しても、キャンペーンやセール時を狙えばかなりお得に買えます。
まとめ:見た目だけじゃない、「使ってわかる」津軽びいどろの魅力
津軽びいどろって、見た目だけじゃないの?
実を言うと、私は最初そう思ってました。
色ガラスの工芸品だし、見た目がきれいな“飾りグラス”なのかなと。
でも、実際に使ってみたら…その印象は180度変わりました。
手に持ったときの“ちょうどいい重さ”、
厚めの縁がつくる“心地いい口当たり”、
ひとつひとつに違いがある“手作りのぬくもり”、
そして見た目の美しさと“日常使いできる丈夫さ”。
すべてが想像以上に“ちゃんとしてた”んです。

あれ?なんかグラス…また増えてない?
えっ?バレた?でもこれ、料理にも合うんだよ?
今度の来客用にもぴったり〜


まぁ確かに、グラスパフェとか入れると映えるしなぁ…
ぶどうジュース!これでのむとおいしい!


ちょっと!それ“おもてなし用”なのに~(笑)
気づけば家の食卓にふつうに溶け込んでて、
なんなら今じゃ よめだむのほうがファン度高め。
「今日はどれにしようかな?」って、
料理や飲み物に合わせて器を選ぶ時間がちょっと楽しくなりました。
そして、一度その“使い心地”を知ってしまうと、
またひとつ、またひとつと…不思議とコレクションが増えていくんです(笑)
津軽びいどろは、飾るためのグラスじゃありません。
使って楽しむ、暮らしに寄り添う工芸品です。
美しいだけじゃない。
日々の“当たり前の時間”に、ちょっとした特別感をくれる。
そんなグラスを探している人には、心からおすすめできます。