ロードバイクのメンテナンス、もうショップ任せにしない!初心者でもできるスキル習得のススメ
ロードバイクのメンテナンス、自分でやれたらどんなに便利だろう…
そんな風に考えたことはありませんか?実は、メンテナンスを自分で行うことで、愛車への理解が深まり、ライドがもっと楽しくなるんです!
特に、Canyonのようなショップ対応が限られるブランドのバイクでは、「自分でやる」選択肢が大きな強みになります。
この記事では、ロードバイクを自分でメンテナンスするメリットや、初心者でも始めやすいコツをお伝えします。ちょっとした勇気で、あなたのロードバイクライフがもっと自由で充実したものに変わるかもしれません!
この記事が自分でメンテナンスをすることに躊躇している方にとって後押しになってくれれば幸いです
最後まで見てぜひロードバイクライフの新しい楽しみ方を増やしてくださいね!
ロードバイクのメンテナンス、自分でやれたらどんなに便利だろう…って思ったことない?
実際にやるのってちょっとハードル高くない?工具とか必要だし、間違えたら壊しちゃいそう
ぱぱ、ぼくのじてんしゃもなおしてくれる?
もちろん!でも、まずは自分のバイクからね。メンテナンスって難しそうだけど、コツを掴めば意外とできるんだよ
Canyonみたいなブランドのバイクだと、自分でやるしかないもんね
そうそう。だから、この記事ではメンテナンスのメリットや初心者でも始めやすいポイントを紹介するよ
ぼくもおしえてほしい!ぱぱ、すぐやる?
いやいや、ちびだむはまだ工具は触れないから、見て覚えるところからだな
この調子だと、ちびだむも将来メンテナンス好きになるかもね。じゃあ、早速教えてあげて
ロードバイク歴15年!始めたきっかけ
私がロードバイクを始めたのは2009年のことでした。それまでは健康維持のために毎日ジョギングをしていましたが、移動距離はせいぜい半径5キロ以内。それ以上遠くに行けないことに物足りなさを感じるようになりました。
もっと遠くへ行きたい、そんな思いから「ロードバイク」という存在を知り、何も分からないまま楽天で初めてのロードバイクを購入。当時の価格で約7万円でした。当時の私には「ロードバイクってこんなに高いんだ」と驚くような金額でしたが、今振り返ると、それよりはるかに高価な車体を買っているのが不思議です。
当時はこんなに長く続く趣味になるとは思いませんでした。しかし結果的に、今では7台目のロードバイクに乗っており、自転車は私の人生に欠かせない存在となっています。
当時はこんなに長く続く趣味になるとは思わなかったなぁ、気づけば7台目のロードバイクだよ
7台目!?そんなに乗り換えてたの?いつの間に…
ぱぱ、じてんしゃいっぱいもってるの?
いやいや、全部持ってるわけじゃないよ。新しいの買ったら、手放したりしてるんだ。
確かに、ガレージに常に1台しかないのは知ってるけど…7台目って聞くとなんだか驚き。
でも、自転車がなかったら今の僕はないかもしれない。それくらい、自転車は人生の一部なんだよね
じゃあ、ぼくもじてんしゃ7だいほしい!
それはまだ早いわよ。まずは1台に乗れるようにならないとね
ちびだむといつか一緒に走れる日が来るのが楽しみだな
初心者時代、ショップに頼り切りだった頃
ロードバイクを始めた当初、私は自転車のことを何も知らなかったため、メンテナンスといえば地元のショップに頼り切り。
しかし、次第にショップに不信感を抱くようになりました。そのショップは地元のローディーに人気があり、いつ訪れてもロードバイクのトレーニングを終えたチームの人たちやショップと親しい常連が作業場にたむろしており、彼らが店主と雑談しながら作業する様子が散見され、その中で作業を進める店主の集中力が削がれているのが気になりました。
実際に私の自転車にも小さなミスが何度かありました。例えば、ハンドルバーキャップの取り付け忘れや、タイヤキャップを忘れた状態で納車されるといったものです。大きな問題ではないものの、そのようなミスが続くと信頼感が薄れていきました。
さらに、ミスを伝えても「すまんすまん」と軽く流されることもありました。店主にとっては些細なミスかもしれませんが、私にとっては大事な自転車の一部。納得いかない思いを抱えながらも、わざわざ再び店舗に出向いてミスを補うことに不満を感じていました。
最初はショップに全部頼ってたんだけど、小さいミスが続いてさ、信頼できなくなったんだよね
そんなにひどかったの?
ハンドルキャップとかタイヤキャップが付いてないとか、小さいけど大事な部分が抜けててさ。それを言っても『すまん』で終わりよ
ぱぱ、じてんしゃなおせるから、すごい!
結局、自分でやるのが一番ってことね
ショップに頼らずロードバイクを楽しもうと決めた
その後も小さなミスが数度あり次第に「自分が乗る大事なロードバイクを人に預けてメンテナンスする」という考えに疑念を抱くようになりました。
さらに、人気店であるがゆえ、ショップに預けると数日の待ち時間が発生することや、工賃が毎回かかることにも負担を感じていました。それならば、愛車のメンテナンスを自分で行ったほうが良いんじゃないか?さらに、ロードバイクという乗り物をより深く理解できるのではないかと思い立ち、3台目のロードバイク以降、全て自分で組み立てるようになりました。
自転車は自分でメンテナンス!その魅力とメリットを徹底解説
現在では完全に自分で組み立て・メンテナンスを行い、その楽しさやメリットを実感しています。
その点について深ぼっていきます
まず、自分でメンテナンスをすると何がいいのか。その魅力を以下の4つのポイントで説明します!
もっと愛着が湧く
自分の愛車を触れば触るほど、「自分で育てた」という感覚が芽生えます。
完成車として購入したロードバイクでも、自分で調整したりカスタマイズしたりすることで、世界で一台の「自分だけの愛車」になります。
初めて完成車を組み立てたり、ブレーキ調整を成功させたりした時の達成感は格別です。
自分で触ると、愛車への愛着がどんどん湧いてくるよ!
もっと楽しめる
メンテナンス自体がロードバイクの楽しみの一つになります。
例えば、ブレーキの調整やチェーンの清掃をした後に試走すると、その快適さに思わず笑みがこぼれます。さらに、メンテナンス中にロードバイクの構造や仕組みを知ることで、趣味がより深いものになります。
メンテナンス後の爽快感!あれが最高なんだよね!
お金が浮く
ショップにメンテナンスを頼むともちろん工賃が発生します。それに比べて、自分で行えば必要なのは道具だけ。最初は工具の購入で多少の出費がありますが、一度揃えてしまえば長く使えるため、結果的には大幅な節約につながります。
道具さえ揃えちゃえば、後は節約モード全開ね!
作業の順番待ちがない
人気のショップでは、ほんの小さな調整でも数日から一週間待つことがあります。自分でメンテナンスをすれば、すぐに対応できるので、ストレスがありません。これが特に急なトラブルの際には大きなメリットです。
自分でやっちゃえば、すぐ解決できるのがいい!
超最大のメリット!!Canyon購入の選択肢が広がる!
ロードバイク界で注目を集めるCanyonやYoleoなどの直販モデルは、性能やコストパフォーマンスが高い反面、「ショップでの対応が難しい」と言う問題がありますよね。
しかし、自分でメンテナンスを行うスキルがあれば、この問題もなんのその!
私自身、2023年にCanyon Ultimate CF SL 8 Aeroを購入しました。ショップ依存だった頃なら「海外から直接買うなんて無理」と考えていたかもしれませんが、メンテナンススキルを身につけていたおかげで、迷わず選択できました。
今は自分でメンテナンスできるから、躊躇なくCanyonを選べたよ!
自分でできることが増えると選択肢が広がるよね。でも、不安もあるよね?
あるにはある。最初はちょっと大変だったけど、数こなせばだんだん自信もついてくるしから大丈夫!
なぜCanyonを選んだのか?
- 価格が抑えられる
直販モデルは、店舗販売にかかるコストが削減されているため、同スペックのバイクでもリーズナブル。
- 選択肢の広がり
従来の店舗依存型の選び方から脱却し、より自分の理想に近いバイクを探せる。
Canyonのバイクは高性能である一方、組み立てやトラブル時の対応はすべてユーザー任せ。それが最大のデメリットですが、自分で作業できるスキルを持つことで、自転車の選択肢が大きく広がります
Canyonユーザーへのアドバイス
独自規格もありCanyon専用工具が必要だったりして初心者には少々敷居が高いですが人気のメーカーなのでYouTubeやWeb上にも結構情報があります
私のWebサイトもそのうちの一つ(笑)
不明点があればCanyonの公式サポートに問い合わせてみよう
メンテナンススキルで世界が広がる
自分で整備ができるようになると、選べるバイクの選択肢が格段に増えます。特にCanyonのような直販ブランドを選ぶ際には、大きなメリットとなります。これこそが、メンテナンススキルを磨く最大の恩恵の一つではないでしょうか。
自分でメンテナンスするための心構え
もちろん、最初から完璧にできるわけではありませんが、現代では情報があふれています。
これらを参考にしながら進めれば、不安を解消しつつスキルを向上させられます。
まずは最低限の工具を揃えよう!
以下に、ロードバイクのメンテナンスを始める際に最低限必要な工具をリストアップします。
紹介する工具類は実際私が使っているものですよ
メンテナンススタンド
全ての始まりはこいつから!
自転車を安定して固定するための必需品。
ホイールを外したり、ディレイラーやブレーキの調整をする際に必須
高さ調整や回転機能があるスタンドを選ぶと、作業が格段に楽になります。
これがあると、地面に自転車を置かずに作業ができるので、効率も安全性も向上します。
六角レンチセット(アーレンキー)
ロードバイクの部品ほとんどが六角ボルトで固定されているよ
ロードバイクのボルト類を締めたり緩めたりする際に必須。
サイズは1.5mm〜10mmが揃っていると安心です。
トルクレンチ
トルクレンチは、パーツの寿命を守るために必須のアイテムだよ!
カーボンパーツを扱う場合は特に重要
カーボンパーツには全て規定トルクが設けられています
適切な締め付けトルクを守ることで、パーツの破損や安全性の問題を防げます。
チェーンカッター
チェーンの交換や長さ調整時に使用。
タイヤレバー
タイヤの脱着に必要。携帯用と兼用で使えるものも便利です。
基本的にはこんな感じの三本セットになってるやつがスタンダードだよ
だが!しかーし!去年の夏画期的なタイヤレバーを購入してしまった!これ一個でめっちゃ固いタイヤもすんなり入るんです!
後にレビュー予定です
空気入れ(フロアポンプ)
高圧に対応したものを用意。仏式バルブ対応で、空気圧ゲージが付いていると便利です。
ヒラメ ポンプヘッド
フロアポンプとセットでぜひ購入したいのが「ポンプヘッド」です
ポンプのバルブを確実に固定し、高圧でも空気漏れを防ぐ製品で、フロアポンプのホースをカットして接続します
高圧で空気を入れると純正のポンプヘッドだとバルブとヘッドの噛みが弱くて
ヘッドがスポーンと抜けることがあります。それを改善するのがこのポンプヘッド
しっかりと固定でき、空気が抜けにくく、より高圧で空気を入れることができます。
ポンプヘッドにもいろいろ種類があるようですが私が使用しているのがこれ!
「ヒラメ」は日本のメーカーならではの精度と使い勝手の良さが魅力です。
信じられない位高いけど、11年使った現在でも一切不具合無し!
クリーニング用品
定期的な清掃と注油をすることで、軽快な走りになり、さらにパーツの寿命を延ばせます
まとめて紹介するよ
スプロケットリムーバー &フリーホイールリムーバー
スプロケットリムーバーはカセットスプロケットを締め付けたり緩めたりするための専用工具です
フリーホイールリムーバーはスプロケットが回転しないように押さえ込むためのチェーン付き工具です
これがあるとカセットスプロケットを好みの歯数にカスタマイズできます
これらの工具を揃えておけば、基本的なメンテナンスやカスタマイズは自分で対応できます。慣れてきたらさらに専門的な工具を揃えるのもおすすめです。
さらに上を目指すなら
もっとメンテナンスを極めたいとおもったら揃えたい工具
私も持っていない工具があるので紹介は割愛するけどざっとリストアップしてみるよ
振れ取り台
ホイールのリムの歪み(振れ)を調整するための工具。
自分でホイールを調整できるようになると、ライド中のトラブルを減らせます。
ただし、振れ取りには工具だけでなく相応のスキルが必要です
スポークテンションのバランスを理解する能力
微細な調整を行う集中力と経験
初心者が独学で振れ取りを行うと、リムを歪ませたりスポークを壊すリスクがあります。
なかなかハードルが高いよね、私は手を出していない領域
ニップルレンチ
ホイールのスポークテンションを調整するための専用工具。振れ取り台とセットで使います。
ベアリングプレスツール
ヘッドセットやBB(ボトムブラケット)のベアリングを圧入するための工具。
ディスクブレーキブリーディングキット
油圧ディスクブレーキのエア抜き作業を行うためのキット。
ブレーキの性能を維持するために定期的なメンテナンスが必要
ブリーディングが自分でできるようになるとすごく自信になるよ!
紹介した工具類はほんの一部で、実際にはもっと多くの専用工具があります。
例えば、ホイールの真円度をチェックするための工具や、ブレーキキャリパーを調整するためのツールなど、数え切れません。
それぞれの作業にぴったりの道具を使うことが重要で、必要な工具を使いこなすことでメンテナンスの効率がアップし、よりスムーズに作業を進めることができます。メンテ愛好者にとっては、工具を知り尽くすこともまた楽しみの一つとなるでしょう。
まとめ
私も最初は自転車を自分でメンテナンスすることに不安がありました。しかし、失敗を繰り返しながら少しずつスキルを身に着け、今ではその楽しさと達成感にどっぷりハマっています。
皆さんも、まずは簡単な作業から挑戦してみてください。愛車への理解が深まると、よりロードバイクライフが充実します。「自分でできる楽しさ」をぜひ体験してみてください!
最初は不安だったけど、ちょっとずつやってみたら楽しくて仕方なかったよ。自転車のことがもっと好きになった!
最初の一歩を踏み出すのが大事ね。簡単なことから始めて、どんどん自信がついてくるよ
ぱぱ、すごーい!ぼくも自転車、きれいにできるかな?
もちろんだよ!ちびだむも一緒にやってみようか。愛車を自分でメンテナンスすることで、もっと自転車が好きになるし、より長く楽しめるようになるからね
自転車って、メンテナンスを通して愛着が増すものなのね。みんなもぜひ挑戦してみてね!