制作概要
今回の制作はフルメカニクスのバエルです。仮組みの時点で非常に完成度が高く、そのままでも十分にかっこよかったのですが、バエル本来のイメージを崩さないよう、大きな改造は控えて、細部の改修に重点を置きました。ですが、フルメカ鉄血シリーズ共通の特徴として、どうしても胴体が短めに感じられるため、この部分の改造を行いました。胴体の延長（6ミリ）を施すことで、スタイルも良くなり、より迫力のある姿に仕上がりました。
主な改造箇所：
- 胴体６ミリ延長
- 胴体シリンダー２基増設
- 腰部に新規ジョイント設置し、ブレードの固定方を変更
- ツインサテライトキャノンをミキシング
- ツインサテライトはヒートパネル取り付け、取り外し状態の２つを選択可能とし、取り外し状態ではサテライトのフレームを蛍光クリアでグラデ塗装してます。ヒートパネルも蛍光クリアで赤熱化塗装
- ツインサテライトは自由に可動できるようにしたので、お好みでパネルを前面に向けハイマットモード、又は通常時はサイドスカートのようにもできます
- 各金属部はメタリックカラーで塗り分け
- カラーは原作通りとし、外装は黒立ち上げでエッジを残したホワイトのグラデーション塗装として重厚感を増してます
基本工作
- ゲート処理
- 表面処理（ヤスリ600～1500まで適宜）
- スジボリ新規彫りおよび既存モールを彫り直し
- 超音波洗浄後、全塗装
- 各箇所塗り分け
- 塗装は下地にサフ → 各色塗装 → 各部塗り分け → シタデルで筆塗り
- 水転写デカール貼り付け
- つや消しクリアー
- グレーまたはブラックでモールドに墨入れ
最後に
このバエルは、全体的に重厚感と機動力が融合した姿を目指し、特にツインサテライトキャノン部分にこだわりを持ちました。可動式のツインサテライトは見た目だけでなく、組み換えの楽しさも加わり、非常に動きがある仕上がりになりました。
全体的に塗装の仕上げも細部にわたって手を加え、蛍光クリアやメタリック塗装を駆使して、ただの重厚感に留まらず、光沢やエッジの美しさも表現しています。特にヒートパネル部分の赤熱化塗装は、バエルの武器に力強さを加え、戦闘時の迫力を演出します。
