製作概要
今回の作品は、女子高生『壱』の武装、大太刀と脇差を継承し、オリジナル個体『玉藻ノ紅蓮』として仕上げたものです。最初は女子高生『壱』をベースに完成させる予定でしたが、イメージ通りの仕上がりにするのが難しく、方向性を変更して、皇巫(オウブ)スサノヲ蒼炎と玉藻の前をミックスし、完全に新しい個体として作り直しました。
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製作過程
制作は一筋縄ではいかず、何度もモチベーションが低下する場面がありました。それでも試行錯誤を重ね、ようやく完成にこぎつけました。完成までに前作から約4か月を要しましたが、その分細部にこだわり抜きました。製作過程の間にいくつかの方向性変更がありましたが、最終的にはバランスとデザインがうまく整いました。
改造箇所の詳細
改造点や工夫の詳細については画像でご確認いただけますが、主なポイントは以下の通りです:
- 武装の調整: 大太刀と脇差は『壱』から継承し、玉藻ノ紅蓮の世界観に合わせて調整。大太刀は戦場での存在感を重視し、脇差は軽快な動きが出るようにデザインしました。
- 新規デザイン要素: 皇巫スサノヲ蒼炎の力強さと玉藻の前の妖艶さを融合させ、全体的に炎をイメージしたデザインを強調。
玉藻ノ紅蓮のデザインポイント
- 「和」と「炎」の融合
玉藻の前の妖艶さとスサノヲ蒼炎の力強さを融合させたデザイン。和風の要素を取り入れつつ、炎をテーマにしたカラーリングで威厳を表現。 - カラーリング
炎をイメージした深紅や朱色を基調に、黒と金をアクセントとして使用。対比を活かした配色により、全体が引き締まった印象を与えています。 - ディテールアップ
細部にはデカールやエッチングパーツを活用し、全体の迫力を増加。特に武器や装甲にディテールを追加し、よりリアルで華やかな仕上がりにしました。
完成までの苦労と達成感
製作中は方向性の変更やモチベーションの低下が続きましたが、最終的に形になったときの達成感は非常に大きかったです。特に武装と全体のバランスがイメージ通りに仕上がったことに満足しています。製作途中、何度も諦めかけましたが、最終的に完成させることができて嬉しく思っています。
製作工程
- ランナーからパーツ切り離し
必要なパーツをランナーから切り離す。 - アルティメットニッパーで2度切り
精密にニッパーで切り離し、ゲート跡を最小限に。 - 仮組みとミキシング
仮組みしてパーツのバランスを確認し、必要に応じてミキシング。 - カラー考案(ペイントソフト使用)
ペイントソフトでカラーリングをシミュレーション。 - 可動部のクラン調整
可動部分を塗装後に調整、剥げ防止。 - 合わせ目消し
接合部分の合わせ目を消す。 - 表面処理(ヤスリ使用)
ヤスリで表面を滑らかに整え、エッジを出す。 - 超音波洗浄
パーツをバラして汚れを落とす。 - プライマー塗布
塗装がしっかり定着するようにプライマーを塗布。 - サフチェック
サーフェイサーで表面の不備を確認・修正。 - 本塗装
ラッカー塗料で本塗装を施す。 - シタデルカラーで筆塗り
細かいディテールを筆塗りで仕上げ。 - デカール貼り
デカールを貼り付け、デザインを加える。 - 肌パーツにスムースクリアコート
肌部分に艶消しクリアコートを塗布。 - ウェザリングマスターでシャドウ塗布
肌にシャドウやチークを塗布。 - トップコートで仕上げ
艶消しトップコートでウェザリングを定着。 - スミ入れ
各所にスミ入れをしてディテールを強調。
この流れで細部を調整し、最終的に完成品を仕上げました