壊れた?無くした?なら直して遊べる仕様にしよう!ピクミンテラリウム 改造レポ
今回はちょっと変わりダネのプラモ(?)改造ネタです。
ピクミン テラリウムコレクション
元は“飾って楽しむ”ミニチュアなんですが、うちのちびだむは──
これ、また組み立てたい!
と、完成したあとも何度も遊びたがるタイプ。
…とはいえ、このシリーズ、パーツが細かくて壊れやすく、
しかもいくつかはすでに破損・紛失してしまったという残念な現実が。
じゃあもう、飾るもんじゃなくて“遊べる仕様”に作り直すか
お!また改造魂に火がついたね
というわけで今回は、壊れた部分の修復も兼ねつつ、
マグネットを仕込んで“何度でも組み立てられる”テラリウムに改造してみました!
ピクミンテラリウムってどんなシリーズ?
「ピクミン テラリウムコレクション」は、株式会社リーメントが展開する
手のひらサイズのミニチュアジオラマシリーズです。
任天堂の人気ゲーム『ピクミン』の世界を、
透明なドーム型ケースに収めて“テラリウム風”に再現したこのシリーズは、
飾って楽しめる大人向け玩具としても人気があります。
現在は第2弾まで発売中!
それぞれ全6種類のラインナップで構成されており、
単品版やBOX販売で展開されています。
ただし、中身はランダム封入のため、
開封するまで何が出るかわかりません。
これが楽しいところでもあり、コンプの沼でもあります…
全種揃えたい人には「コンプリートBOX」がおすすめ!
「どうしても全種類ほしい!」
「ダブりたくない!」という人は、Amazonなどで販売されているコンプリートBOX(全6種入り)を選ぶと確実です。
全6種がもれなく揃うので、自分で引くワクワクを味わいつつ、コンプリートも確実に叶うという優れモノ。特徴としては──
- ピクミンたちが自然の中で活動する様子を精密にミニチュア化
- 背景や足場、植物、泡など、細かいディテールまで再現
- ドーム型のケースに収めて“テラリウム”風に飾れる
- 完成品は手のひらサイズで、インテリアにもぴったり
という感じで、大人が飾って楽しめるクオリティの高さもポイントです。
ピクミン テラリウムコレクション第2弾「浜辺のたたかい」はどんな内容?
今回改造したのは、シリーズ第2弾『浜辺のたたかい』。
- 白ピクミン、岩ピクミン、カニタマなど人気キャラが登場
- 舞台は“浜辺”で、水辺を模したパーツや、泡に閉じ込められた岩ピクミンなどの演出が魅力
泡の中で岩ピクミンが浮いていたり
白ピクミンがカニタマに挟まれていたりと
立体構成の工夫が多く、そのぶん細かいパーツが有り、紛失しやすいのが難点です。
本来は「組み立てて飾る」ものなんだけど──
うちのちびだむは完成させるまでの過程を楽しんでいます
組み立て工程が楽しい。でも…
「何回でも分解してまた組み立てて遊ぶ」という、本来とは違う遊び方をしているうちに…
- カニタマの支柱がポキッと折れた
- 岩ピクミンを吊り下げてた透明パーツが行方不明
- 各接続部が緩くなりグルングルンする
……と、トラブル多発!
だったら、何度も遊べるように作り変えよう!
ということで、ちびだむが“何度でも楽しめる”ように、マグネット改造に踏み切りました!
改造内容まとめ|ピクミンテラリウムをマグネット式に!
カニタマの支柱をぶっとく補強!
オリジナルの支柱はめちゃくちゃ細くて、何度か抜き差しするうちに折れちゃいました
そこで一回り太いプラ棒(3mm)に交換して、しっかり安定&着脱も楽々に。


泡と花をマグネットで脱着仕様に
純正は差し込みがキツく、壊れるのが怖かった…。
泡と花の接続部に小型のネオジム磁石を埋め込んで、パチッと簡単に脱着できる仕様に。
これでちびだむも気軽にバラして遊べる!






アクリルを軽く磨いて透明感UP
全体を覆うドーム状アクリル、遊び倒すうちにくもってきたので
プラモ用コンパウンドで軽く磨きました。
ただし…完全にはやってません!(笑)ちょっと傷も残ってるけど、まあご愛嬌。
アクリルだからどーせすぐ曇っちゃうし

アクリルドームの上下がわかりづらい!→塗装で“浜辺感”を演出
このテラリウム、組み立てるときにアクリルドームの上下がそっくりな形で、
「こっちが下?上?」
と、ちびだむも混乱する場面が何度か。
なので、ドームの下半分を塗装して見分けやすくすることにしました。
せっかく“浜辺のたたかい”というテーマなので、塗装にもこだわって、
クリアブルーの塗料で透明感を活かしつつ涼しげな印象に
まるで海辺の浅瀬みたいなグラデーションになって、
単なる見分け用の塗装が、結果的に世界観の強化にもなりました。

岩ピクミンの吊り下げ → マグネットに変更!
この改造が、今回の目玉!
「浜辺のたたかい」で最も印象的なシーン──
それが、泡の中に浮かぶ岩ピクミンです。

オリジナルでは、透明なフックのような細いパーツが使われていて、
泡のわっかに引っ掛けて天井から吊るされる構造なんです
ただこの部品、めちゃくちゃ細くて…気づいたら見事に紛失!

これ、どっか行っちゃったー
大丈夫。パパに任せなさい!
改造方針:着脱しやすく、見た目もリアルに!
ただ代替するだけじゃなくて、どうせなら
- 着脱が簡単で子どもが遊びやすく
- パーツの紛失も防げて
- 見た目は“泡に浮いてる”ように見える
…というわがまま仕様を目指して改造スタート!
岩ピクミンの背中と泡の中にネオジム磁石を埋め込み


それにより…見事に浮遊感を演出!

上蓋部分にも磁石を内蔵

泡と上蓋接続はジャンクパーツで自作!
泡と上蓋を接続するためにガンプラのジャンクパーツを流用し、
小さな穴を開けて1.5㎜の真鍮線を通し…


それを“泡のわっか”に通す方式に。
この構造によって、泡本体と上蓋がガチガチに固定されるのではなく、少し左右に揺れる“浮遊感”を演出できました!

しかも、泡と上蓋の接続もマグネット式なので、簡単にはずれる心配もなし!



台座とアクリルドームが固定されていない問題 → マグネットで一体化!
これは地味に大事なポイント。
テラリウム全体を支えている台座と、透明なアクリルドーム──

実は“ただ上に乗ってるだけ”の構造なんです。
これの何が問題かというと
パパーできたよーみてー!(満面の笑み)
あっ、ドーム落ちるって!!
っていう可愛い瞬間が台無しになることが何度も(笑)
ということでここもマグネット改造。
- 台座とドームの接合部に3mmのネオジム磁石を内蔵
- 重量に耐えられるように、磁力強め&着脱しやすい位置を設計
これでちびだむが片手でヒョイッと持って見せにきても安心仕様に!


ちびだむが“できたー!”って言って持ってくるとき、ここがカチッてハマってたら嬉しいよな…
…ふふっ
「何その不気味な笑み…
いや、ちびだむがさ、この完成したやつを持ってきて“これ見て〜!”って言ってくれる顔を想像したら、もうニヤけが止まらんのよ
ああ、それは分かりすぎてツライ(笑)
磁石も場所ごとに“強さとサイズ”を使い分け!
今回の改造全体を通して使っているネオジム磁石ですが、
実は取り付ける場所や目的によってサイズを細かく使い分けています。
- 軽量パーツ(泡・花など)には1.5mm程度の小型磁石
- 構造を支える箇所(ドーム固定など)には3mmの強力タイプ
「簡単に外れてほしい場所」と「絶対に外れちゃダメな場所」をしっかり見極めて、
磁力の強弱もちゃんと考えて組んでます!
改造して感じたこと|テラリウムは“飾る”だけじゃもったいない!
ピクミンテラリウムシリーズは、もともと「完成品として飾る」もの。
でも、うちのちびだむのように、
- 組み立てて楽しみたい
- 何度でも完成までの工程を味わいたい
という子にとっては、“作って完成させる”までが一番楽しい。
だからこそ今回の改造で、
完成品になるまでのプロセスを何度でも味わえる模型になってくれたと思ってます!

これ公式採用してもいいんじゃ
うん、これは誇っていいやつ…(ドヤ)
ここまで紹介した通り、今回の改造は──
- 壊れた・無くしたパーツの代用
- 組み立てやすさ・外れにくさの向上
- 世界観を壊さない演出の追加
などを目的に、各部にネオジム磁石を仕込むだけの“お手軽工作”がメインです。
そして何より、マグネット改造は失敗してもやり直しがきくのが良いところ。
(特に子どもが遊ぶ系は、“壊れてもまた作れる”が最強
パパの腕の見せどころ、ここにあり!
もし同じように
「パーツが壊れちゃった…」
「子どもが何度も組み立てて遊べるようにしたい」
と思っているパパさんがいたら──
ぜひ、こういう“ちょい改造”にチャレンジしてみてほしいです。
子どもの喜ぶ顔を想像しながら、工作に没頭してる自分──
「…あれ?これって、地味に最高の時間なんじゃ?」ってなります(笑)
そして今回使った道具類はこちら
まとめ|改造次第で“遊べる模型”に生まれ変わる!
壊れたからといって終わりじゃなく、
「じゃあどうしたらまた楽しめるか?」を考えて手を加えることで、
長く遊べる模型になるんだと実感しました。
同じようにパーツが壊れた人、子どもと遊びたい人、
ちょっと変わった模型工作がしたい人に、少しでも参考になればうれしいです。
以上、ゆるだむ的・ピクミンテラリウム改造レポートでした!
また次の“ちょっと変な改造”でお会いしましょう〜。


