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【レビュー】細吹きが気持ちいい!タミヤ エアーブラシ No.49「スプレーワーク HG トリガー 0.2mm」の実力は?

2025年5月3日

指が疲れない「細吹き」エアブラシ!タミヤ トリガータイプ(0.2㎜)をレビュー

エアブラシで細かい塗装をするとき、「やっぱり0.2㎜がほしいな」と思ったこと、ありませんか?

私は主に1/72スケールの飛行機モデルを作っていて、退色表現や迷彩塗装など繊細な塗りが欠かせません。

それに加え塗り方としては一気に全面仕上げてしまうので、塗装時間は長め。

これまではタミヤのボタン式エアブラシ(0.2㎜)を使っていましたが、長時間使っていると指が疲れるのが悩みでした。

ゆるだむ
ゆるだむ

あ〜、指疲れる〜……

そりゃそうだよボタン押しっぱでもう30分くらいやってるじゃん

よめだむ
よめだむ
ゆるだむ
ゆるだむ

いやー、このタミヤ0.2㎜のボタン式エアブラシ、細吹きにはすごくいいんだけど、長時間だとさすがにキツいんだよね……

そこで今回、思いきって【タミヤ スプレーワーク HG トリガータイプ(0.2㎜)】に買い替えてみたんです。

【 繊細な塗装表現が可能なトリガーエアーブラシ 】
タミヤスプレーワークシリーズの各コンプレッサーやエアー缶に接続できる、ダブルアクションタイプの高性能エアーブラシです。操作が簡単で長時間の作業でも疲れにくいトリガー(引き金)式。グリップは握りやすい樹脂製です。ノズル口径は0.2mm。幅0.5mm以下の細い線の吹きつけができ、迷彩の機会が多い戦車モデラーや飛行機モデラーにおすすめです。ニードル保持部分にはフッ素樹脂パッキンを使用。動きがスムーズで、トリガー部分への塗料の逆流も長時間にわたって防止。ニードルストッパー付ですので吹き幅を一定にできます。塗料カップは洗いやすい一体型で、残りやすいメタリック塗料の粒子などもきれいに取り除け、塗料のたれを防ぐ溝も付いています。タミヤのアクリル塗料やエナメル塗料、またラッカー系塗料など薄めることのできるほとんどの塗料が使えます。

【 基本スペック 】 塗料カップ一体型エアーブラシ、ノズル口径0.2mm、塗料カップ容量(7cc)、キャップ、エアージョイント、板レンチ

タミヤ公式サイトより引用



結果としては──「もっと早く変えておけばよかった!」と感じるほど大満足でした。

ゆるだむ
ゆるだむ

ただ、値段が高いのがな〜

この記事では、実際に私が0.2ミリトリガータイプを使ってみた感想をもとに

  • 指の疲れはどう変わった?
  • 細吹き性能は?
  • メリット・デメリットは?

など、正直にレビューしていきます。

細吹き用のエアブラシを探している方や、トリガータイプとボタンタイプで迷っている方の参考になればうれしいです。

タミヤ スプレーワーク HG トリガータイプ(0.2㎜)ってどんなエアブラシ

「タミヤ スプレーワーク HGトリガータイプ 0.2㎜」は、タミヤ製の本格派エアブラシ。

最大の特徴は、

細かい塗装が得意な0.2㎜ノズルと、

長時間の作業でも疲れにくいトリガー式ということです

主なスペック

  • ノズル口径:0.2mm
    → 細吹きや迷彩塗装、繊細なグラデーション塗装に最適
  • ダブルアクション方式(トリガータイプ)
    → トリガーで風量と塗料をコントロール、指が疲れない
  • 重さ:約180g(実測)
    → 若干重めで疲労感には影響する
  • カップ容量:7cc(上部一体型)
    → 飛行機モデルやガンプラなら十分な容量
  • 樹脂製グリップ付
    →トリガー式と相まって更に握り易い

【どんな人におすすめ?】

  • 細吹きにこだわりたいモデラー(1/72スケールなど)
  • 長時間作業で指が疲れるのがつらい人
  • トリガータイプの使いやすさを試してみたい人
  • タミヤ製の信頼性を重視したい人

【価格と購入先】

定価は18,700円(税込)ですが、ネット通販ではもう少し安くて

大体12000円程で購入できます

私も今回はAmazonで購入しました

実際に使って感じたメリットと使用感レビュー

開封時の印象と付属品

箱を開けてみると中身はシンプル。

入っているのは、エアブラシ本体・レンチ・説明書の3点セットです。

パッと見た印象は

「メチャピカピカ!」

カップ一体型で掃除も楽そうでいい!

そして手に持ってみると──

樹脂製のグリップが圧倒的に握りやすい!

ただしその反面、ずっしりとした重みがあります

「軽いエアブラシに慣れている人には、重く感じるかも」というのが正直な感想です

私のエアブラシ環境と使い分け

今回のレビューの前提として、私はすでにエアブラシを2本併用しています

  • クレオス トリガータイプ(0.3mm)
    → 長時間作業でも指が疲れない
  • タミヤ ボタンタイプ(0.3mm)
    → 吹き加減の繊細なコントロールがしやすい

この2本で、サーフェイサー用とメタリック用に用途を分けながら、

それぞれの「長所・短所」をカバーしていました。

そこへ今回、細吹き専用として加わったのがタミヤ HGトリガータイプ(0.2mm)です。

項目/モデルタミヤ(0.2ミリトリガー)クレオス(0.3ミリトリガー)タミヤ(0.3ミリボタン)
疲労度◯多少重いが指は疲れない◎軽量で指が疲れない△指が疲れる
吹き料コントロール性△やや大雑把△やや大雑把◎コントロール性が高い
吹き幅の細さ◎最も細い◯普通◯普通
用途の性能迷彩・退色表現など細吹き向け塗装全てにおいて万能塗装全てにおいて万能
重量グリップあり180g
グリップなし163g
121g101g

3本の使い分けができるようになってから、

塗装でのストレスが本当に減った」と実感しています

用途ごとに使い分けできるのは想像以上に快適!

エアブラシのボタン式トリガー式、それぞれの利点・特徴

細吹き専用として0.2mmを導入してみた結果…

私は主に1/72スケールの飛行機モデルを作るので、

退色表現・迷彩塗装といった繊細な作業がとにかく多いんです

そんな用途において、0.2㎜の細吹き性能はバッチリ

0.3mmよりもう一段階細く吹けるので、買う価値はしっかりあると感じました。

とはいえ、「明確な目的」がある人にこそ向いている製品でもあります。

たとえば、繊細な細吹きや細かい迷彩塗装などをしっかりやりたい人。

逆に、「そこまでこだわらない」のであれば、0.3mmでもある程度の細吹きはカバーできます。

なので、すでに0.3mmを持っている方が“別途1万円以上を出してまで買うべきか?”

と問われれば、正直「用途次第」と言わざるを得ません

トリガー式はやっぱり指が疲れない!

私はこれまで細吹き用としてタミヤのボタン式0.2mmを使っていたのですが、

長時間にわたる細吹き塗装では指がめちゃくちゃ疲れる!

それがきっかけでトリガータイプに買い替えたのですが

結果は──正解でした

長時間の塗装でも休憩を挟まず一気に塗れるようになり

細吹きが多い作業スタイルの私にはピッタリ

「同じように悩んでいる方には強くおすすめしたい」と思えるほど快適になりました。

予想外の“重さ”には注意が必要

ここは使って初めてわかったポイントですが、

このエアブラシ、重いです

エアブラシの重量なんて気にしたことは無かったけど

体感的にあまりにも重量感に差があったので測ってみました

タミヤ スプレーワーク HGトリガータイプ 0.2㎜(本製品)

180g

グリップ取り外し(本製品)

マイナス17gで163g

グリップ装着時:約180g

グリップ取り外し時:約163g

これは私の所持している他のエアブラシと比べても明確に“重め”です。

気になったので手持ちの2機種も測ってみました

GSI クレオス(GSI Creos) プロコンBOY PS275 WA トリガータイプ 0.3mm

121g

タミヤ(TAMIYA) エアーブラシシステム No.37 スプレーワーク HG エアーブラシ 74537

101g

結構差があるね

よめだむ
よめだむ
本製品(グリップあり)本製品(グリップなし)クレオス0.3㎜タミヤ0.3㎜
180g163g121g101g
重量比較(実測)

コレだけ差があると明らかに手に持った重量感は重く感じます

特に長時間使っていると、この重さが地味に疲労感に繋がってくるのを実感します。

たしかに「重いな」と感じるのは事実ですが、「重すぎて使いづらい」というほどではありません。

軽いエアブラシの感覚を知っているからこそ重さを意識するものの、普通に使うぶんには全く問題ないレベルです

以外にもグッリプ自体も重い

このグリップ、樹脂製なんですが、全体の重量に影響してるんです

それはグリップ下部に金属があるから

ただ、このグリップの存在自体はメリットも大きくて

グリップがあるおかげでエアブラシ全体の重心バランスが良く、

形状が手にフィットするので不快に感じることはありません

自然な形で握れるおかげで、手首や指先の疲労は明らかに軽減されます。

とはいえ、私はグリップを外して使っています

理由は

「普通のエアブラシスタンドに収まらない」

「軽量化のため」

でも、グリップを外すと今度は持ちにくい

なので、別途グリップテープを巻いて滑り止め&フィット感を補強しました。

ゆるだむ
ゆるだむ

バドミントンのラケット用ですが表面がもちもちしてて握りやすくなった!

ちょっとした手間ですが、このひと工夫で使いやすさが段違いです。

これによりスタンドに収まるようになり、若干の軽量化もできました

ちなみに

さらに軽量化するためにこう思ったんです

重い原因になっているこの部分…

試したんだけどエアブラシの機構が入ってて無理でした

お手入れ面でも嬉しいポイントあり

このエアブラシはカップ一体型なので、洗浄がとにかく楽。

さらに、カップ外側には塗料タレ防止の溝があって、

塗料が本体側へ流れ落ちるのを防いでくれます。

地味ながら、こういう設計は本当にありがたいポイントです


トリガータッチが重め

もうひとつ気になったのは、トリガータッチが重めなところ

クレオス 0.3mmと比べて明らかにトリガーのバネがちょっと強めです

とはいえ、中指で握る動作なので「重くてしんどい!」というほどではありません。

クレオスのプロコンBOY PS275はトリガータッチがかなり軽いので、それに慣れていると、

0.2mmの方を使ったときに「ちょっとトリガー重いな…」と感じます

正直私はプロコンBOY PS275のトリガータッチの方が好きです

以上が私が実際に使って感じたリアルな使用感です

0.3mm口径エアブラシとの比較

0.3mm口径エアブラシと比較してみました

塗料濃度と、吐出圧は同条件です

ニードルを塗料でなくなるギリギリまで絞った状態と

ニードル全開状態も比較しました

ニードル最小絞り状態

やっぱ結構差が出るね
0.2mmの方がきれいで細い

ニードル全開

全開状態で吹くの意外に難したったです、エアブラシを動かす時間によって線の太さが変わるから
操作がシビアでした。
だけと、どっちも全開状態は思ったより違いがあまりないな~という印象

使ってわかったメリット・デメリット

【メリット】

  • トリガータイプで指が圧倒的に疲れにくい
    → 長時間の塗装作業でも休憩なしで作業できるほど快適
  • 0.3㎜より一段階細い0.2㎜ノズルで繊細な塗装が可能
    →退色表現や迷彩の細吹きにぴったり
  • グリップが手に自然にフィットし、握りやすい
    → 疲労軽減に大きく貢献
  • 用途ごとに使い分けやすく、ラインナップに加える価値あり
  • カップ一体型で洗浄がしやすい
  • カップ内部にタレ防止の溝あり
    → 塗料の垂れこぼれを防げて清掃の手間が省ける

【デメリット】

  • グリップ込みで180gと重め
    → 他のエアブラシより疲労がたまりやすい。ただ重心バランスが良く、形状が手にフィットするので不快に感じることは無い
  • 通常のエアブラシスタンドに入らない
    → グリップを外すか、別のスタンドを用意する必要あり
  • グリップを外すと持ちにくくなる
    → グリップテープなどの工夫が必要
  • 価格がやや高め(1万円超)
    → 0.3㎜をすでに持っていて細吹きに強くこだわらない場合、買い足す程でもない
  • トリガータッチが重め
    →重くてしんどいわけではなく他機種と比べて重いという程度です

こんな人におすすめ/おすすめしない

こんな人にはおすすめ!

• 1/72スケールや戦車など細かい模型を塗装する人
→ 細吹き性能を活かせるシーンが多い

迷彩塗装や退色表現など、繊細な塗装をしたい人
→ 0.2㎜のノズルが力を発揮する

長時間エアブラシ作業をする人
→ トリガータイプで指の疲労を大きく軽減できる

0.3㎜では細さが物足りなくなってきた人
→ さらにワンランク上の表現を目指すなら導入の価値あり

複数のエアブラシを用途別に使い分けたい人
→ 細吹き専用としてラインナップに加えると快適度アップ

こんな人にはおすすめしないかも…

すでに0.3㎜のエアブラシを持っていて、そこまで細吹きにこだわらない人
→ 0.3㎜でもある程度の細吹きはカバーできるので、1万円超出して購入する必要性は感じない

とにかく軽いエアブラシが欲しい人
→ 本体が重めなので、軽量重視派には不向き

エアブラシスタンドを共用したい人
→ 樹脂グリップが干渉して通常のスタンドには収まらない(グリップを外す必要あり)

よくある質問(Q&A)

トリガータイプって本当に指が疲れにくいの?

ゆるだむ
ゆるだむ

ボタン式と比べて、ほんとに指が疲れにくいです!
特に長時間の塗装ではその差がハッキリ出て、私は飛行機の機体全体を塗り終わるまで(だいたい40~50分くらい)、
休憩なしで一気に作業できるくらいです
正直、ボタン式からトリガー式に買い替えて大正解だったと思ってます。

0.3㎜と比べて、0.2㎜はそこまで違いありますか?

ゆるだむ
ゆるだむ

はい、あります
たしかに0.3㎜よりもう一段階細く吹けます
細かい迷彩とか退色表現みたいな、繊細な塗装をしたいときには「おおっ、これこれ!」って感じの細いラインが出せます。
でも正直、そこまで細さにこだわらないなら、0.3㎜でも十分カバーできる場面も多いと思います。

重さが気になるんですが、実際どうですか?

ゆるだむ
ゆるだむ

グリップ付きだと重さが180gあって、けっこうずっしりきます。
長時間使ってると腕にきますが、重心バランスが良く、形状が手にフィットするので
そこまで不快に感じることは無いです
私はちょっとでも軽くしたくてグリップを外して、その代わりにグリップテープを巻いて使ってます!
軽量化としてはわずかですが、体感では全然違くてこのカスタムは大正解と思ってます

グリップは外しても使えますか?

ゆるだむ
ゆるだむ

はい、グリップは外して使えます!
ただ、そのままだとけっこう握りにくくなるので、グリップテープを巻くなどのひと工夫は必要ですね。
私は実際にテープを巻いて、自分の手に合うように調整して使ってます。

スタンドに立てられますか?

ゆるだむ
ゆるだむ

グリップを付けたままだと、よくあるエアブラシスタンドには入りません…。
なので、スタンド側をちょっと工夫するか、グリップを外して使うしかないですね。
私は結局グリップを外して、手に合うようにテープ巻いて使ってます。

洗浄はしやすいですか?

ゆるだむ
ゆるだむ

カップ一体型なので、洗うのがめっちゃラクです!
しかもカップには塗料が垂れにくいように溝が入ってて、掃除のときのストレスがかなり減ります。
エアブラシの中では、お手入れが楽な部類に入ると思いますよ。

結論|買ってよかった?

買って正解でした!

タミヤの「スプレーワーク HG トリガーエアーブラシ 0.2㎜」を買ってよかったです

細吹き用としての性能はバッチリだし、何よりトリガー式のおかげで指が全然疲れない

飛行機モデルのように細かい迷彩塗装や退色表現をする人には、かなり頼もしい一本になると思います

たしかに少し重めではあるけど、それも工夫次第で多少はカバーできます

繊細な塗装をしっかりやりたい人にはおすすめできます。

細吹き用に0.2㎜を探していて、トリガー式が気になっているなら、ぜひチェックしてみてください


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